Data Gallery
このData Galleryでは、弊社研究室にて得られたデータを展示いたします。
順にデータを増やしていきます。
高速度現象の世界をお楽しみ下さい。
計測例
1,大気中に広がるレーザ励起衝撃波
2,エアスプレーからの空気の流れ
3,Laser Diodeが発光始めに生じる過渡的波長変動 (NEW)
1, 大気中に広がるレーザ励起衝撃波
レーザ励起衝撃波の撮影を行いました。
下の写真はパルスYAG Laserを銅板に照射し、発生した超音波(衝撃波)が空気中に広がる様子を捉えたものです。
衝撃波による屈折率変化をシャドウグラフ法で可視化し、これを電子管型高速度カメラで高速時間分解撮影しました。
超音波が空気中を広がる様子が鮮明に捉えられています。
それぞれのタイミングにおける瞬間像が8枚並べられています。
撮影の順番とタイミングを画像に記入しました。
撮影条件
パルスレーザ照射後12 μsまで2 μs毎に撮影。露光時間は50 ns。
視野は, 13.2 mm(H) X 19.2 mm(V)。
2、エアスプレーからの空気の流れ
エアダスタのストロー先から噴霧が成長していく様子をシュリーレン法で可視化し、高速度カメラで撮影しました。
空気の流れが鮮明に捉えられています。空気ですから、噴霧は無色透明です。。
第2コマではノズルからの出射された噴霧の先端が空気の抵抗のため丸くなっていることが分かります。
噴霧の先端は、いったん広がった(第3,4,5コマ)後に定常状態に落ち着きます(第6,7,8コマ)。
定常状態の噴霧は、流れが波打っており微細構造が観測されました。
3、CLaser Diodeが発光始めに生じる過渡的波長変動
Laser Diodeが、発光始めに生じる過渡的波長変動をストリークカメラで観測しました。
下のストリーク像におきまして、横軸、縦軸はそれぞれ発光波長と時間を示します。
発光開始から波長が長波長側に変動していく様子が捉えられています。
図において緑色四角形は解析窓であり、画面左側の赤いプロファイルは各時間における窓内の発光強度を表します。
観測したファブリペロレーザー型Laser Diode(TOLD9140、東芝製、中心波長 685
nm)は,平行に配置された 2 枚の反射鏡によって共振器を形成し、この共振器長が発光波長を決めます。
電流が注入されて発光を始めると消費電力が熱となり、膨張により共振器長が増加することで、発光波長は長波長側に変動する様子が分かります。
この過渡的波長変動は、チャーピングと呼ばれています。
超高速現象を高感度で時間分解分光できることは、ストリークカメラ計測法の強みです。
高速度撮影はアンフィ 有限会社ホームページでもご覧になれます。
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